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ウォッカの味に違いはあるのか?

一応、昨年12月末で終わったと思われている1学期(Term 1)ですが、実はマーケティングだけレポート+発表がまだ残っています。授業とは別に、自由なテーマを選んで、授業で学んだスキームを使って報告するマーケティング・プロジェクトってのをやっています。

魚尾獅のチームでは、ロシアのウォッカのRussian Standardというブランドを取りあげています。業界の取り巻く状況から、今後のマーケティング戦略の提案、特にプレミアム・ウォッカと呼ばれる高級路線を中心に25ページぐらいまでのレポートにまとめたうえで、後日発表する予定です。

なんでウォッカなのかというと、よく言われることですが、ウォッカって無味無臭ですよね(あと無色ですし)。もちろんフレーバーつきってのもありますが。味がないも同然のウォッカで高級とか高品質とか言われても区別がつかないわけで、そんなウォッカを高級路線のブランドで売っていくには、どうするのがいいの?ってところが発端です(もちろん既存の情報がある程度利用できるという前提でテーマを選んでますが…)。

もちろんウォッカ好きの方からしてみれば、いろいろこだわりもあるし、味に違いもあるんだ!ってことになるのかもしれません。私も素人なので断言はできませんが、ただ、蒸留して何度も濾過して不純物を取り除くという製造工程からすると、最終的なウォッカは水とエタノールだけで味の差は少ないんだろうなって想像はしちゃいます。

ということで、魚尾獅は、レポートの中で、そもそもウォッカは味の違いがほとんどわからないので味で差別化することが極めて難しい、という今回のテーマの大前提の部分を主に担当していました。米国のABCの番組が5~6年前に実施したブラインド・テイスティング(ま、利き酒ですな)の実験で、多くのウォッカ通が自分が愛飲していると実験前に答えた銘柄を、実験中に最も嫌いと答えてしまったエピソードなど織り込みながら、味の違いが少ないので高級品であっても味の区別はほぼ不可能では?という論を展開してました。

興味のある方はこちらの動画(ABCニュース)をごらんください。

それでせっかくの機会なので、クラスメイトに協力してもらって自分たちでも簡単な実験をしてみようってことで、ちょうどパリまで行ったついでに調達してきた4本のウォッカでテイスティングをすることにしました。

厳密なアプローチというよりは、あくまでネタ提供的な程度で、4本のうち1本だけ40ユーロぐらいするフランスのGrey Gooseというウォッカで、残り3本は10ユーロ強ぐらいのノーマルなウォッカです。これをストレートで味わってもらって、最も高級で値段が高いと思うものはどれか、逆に最もクオリティが低く安いと思うのはどれかを尋ねてみました。

今回調達したウォッカたち。ちょっと写真が暗いですが。
今回試飲のウォッカたち

で、結果は、今回22人のクラスメイトに協力してもらったんですが、そのうち半分以上の12人が、一番安いウォッカを「高級で値段が高いウォッカ」と答えたんですね。こういう答えを期待していたとはいえ、そこまで狙いすましたかのような展開になるとは、自分たちでも思っていませんでした。

ただおもしろいのは、3人だけが一番高いウォッカを正しく言い当てているのですが、同じくこの3人だけが一番安いウォッカも正確に言い当てているんですね。これはお見事ですね。

もちろん人の好みはそれぞれですので、値段の高さと質の高さがイコールとは限らないでしょうし、そもそも実験もアバウトですし、アルコール度数の違うウォッカも入っているのでアルコールの濃さで混乱している面もあるかもしれません。ただそれにしても、ウォッカというシンプルな飲み物は、マーケティングにおいては製品以外の部分での差別化が重要なことは確かですね。

こう考えると、当たり前かもしれませんが、マーケティングの対象になる商品やサービスは本当にいろいろ違うものばかりで、似たようなものもあるとはいえ、同じような戦略が取れるものって意外に少ないんではないかって思いますね。価値を生み出したうえで、ちゃんと顧客にそれを届けるのがマーケティングの根本でしょうけど、正解があるのかないのかすらわからないような世界で、いろいろ考えたり議論したりするのは本当におもしろいなって感じます。発表はもう少し先ですが、さてどうなることやら。
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第1学期終了!

短かったような長かったような、そんな1学期がすべて終了しました。とりあえずホッとしています。試験の結果はわかりませんが、今さら試験の結果はどうしようもできないので、何も考えず開放感に少し浸れたらって思っています。

しかし学業という意味では、いろいろ課題は多かった1学期でした。経済系のアカデミックなバックグラウンドがないとはいえ、語学も含めた環境や授業の進め方の違い、その他いろいろな違いから戸惑うこともありました。本当にいいメンバーに恵まれて1学期は過ごせましたが、次学期以降への課題も痛切に感じさせられました。

各科目について、思いつくままコメントを。

Negosim Business Simulation
戸惑うままに終わってしまった科目。ビジネス・シミュレーションなんだけど、どういうアクションを取るべきかということが最初理解できず、かなり出遅れた。普通にコスト計算したりする感覚すら自分には身についていないのか…と愕然とした。よくよく考えると難しいことは何もしていないのだが、今まで自分がいた世界と別世界に自分が来たことを痛感させられた。

Financial Accounting & Statement Analysis
会計の基礎。細かい知識は持っていなかったけど、財務諸表全般の知識はあったので、良い意味で会計知識の習得には役立った科目。ただいつも朝早い(8時~)のは辛かった。

Financial Markets
金融市場。いつぞや記事で書いたように、授業は面白く、でもちゃんと理解するのは本当に難しかった。中間試験も散々な結果で危機感いっぱいだった科目。ここで苦労していると次のコーポレート・ファイナンスでは確実に沈没するらしい…。

Human Resources Management
人材管理。大事なことだと思いつつも、あまり学問としての体をなしていないような?不思議な科目。いろいろ理論化しようとして図表が飛び交うのだが、本質的な部分があまり面白くない(例えば当たり前すぎる結論とか…)ため、目からウロコとか、そういう感は全くなし。。。試験はひたすら書き続けるものだったので、辛かった。成績もパッとしなかったのは大反省。

Marketing
基本的なマーケティング理論。理論自体は超有名な基本的なものだが、ケースが変化に富んでいて毎回面白かった。我々のクラスメイトは130名弱と決して大きくない学校なのに、この授業だけ、3クラスとも先生も教材も試験も全く違っていた。とってもいい先生に当たったので充実感いっぱい。
毎回面白かったけど、体系的に知識が習得できているかという点で何も頭に残っていないのでは?という不安があったが、試験勉強をしてみると、意外に?川上から川下まできれいに整理されていた授業ということが判明(授業受けているときはそこまで考える余裕がなくて)。そういう点でもいい授業だった。

Operations Management
以下に効率的に現場を回していくかというオペレーションの理論を学ぶもの。いわゆるビジネスの最前線で働いた経験のない魚尾獅にとって、単純に面白かった。現場はそんな理論では全く割り切れないとはいえ、理論化されていること自体が興味深かったので、結構得るものがあったかな。
ただ授業中は略語が多く、数式もたくさん出てくるので、ギリシャ文字にも結構振り回されたりもした。ま、慣れの問題だけど。
試験ができたかどうかはかなり微妙…。

Statistics for Decisin
統計。どうしても無味乾燥になりがちな科目で、実際そうだったけど、先生の人柄が好きで、実は休むことなく全回出席した唯一の科目だったりする(もちろんタマタマなのだが…)。
SPSS(統計解析ソフト)を使ったり、アウトプットを読み取ったりする訓練という意味で役立ったと思う。まあ、統計はどんな科目でも出てくる基本中の基本なので、ちゃんと勉強できてよかった。

French
授業は受けてたけど、あまり身についたり改善した気がしない。教える側と教えられる側、双方の問題だろうなぁ。仏語はもう少し何とかしたいので、ちゃんと勉強しよう。そして生活でもっと使わないと。


と感想を述べてみたところで、今日はこれからタイへ向かって出発です。なので、あまりゆっくりもできません。タイに何をしにいくかについてはまた後日。これまで何度となく訪れているので、さすがに観光ではありません!

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金融市場~大好きな苦手科目?

MBAプログラムはいろんなバックグラウンドを持った学生が集まっています。学部時代の専攻も違うし、異なった業種から学生が集まってくるわけです。

そんなMBA生にとって、この1学期の履修科目の中でみんなが一番苦手意識があるのはこの「金融市場」かもしれません。私もご多分に漏れずそうなんですが…。いわゆるファイナンスの入門編として、株式・証券投資の基礎理論や各金融商品の価格決定の理論を学ぶ科目です。

ファイナンス系のバックグラウンドのある学生にはそれほど難しくないのかもしれませんが、そうでないと何の話をしているのかすら怪しくなるときもあるぐらい手強い科目だったりします。数字、公式がバンバン出てきますので、集中力が途切れると、あっという間に見失ってしまい置いてけぼりになります。魚尾獅も少なからずlostしちゃいました。

ってことで、クラスメイトにとって苦手意識は総じて高いこの科目ですが、それでも人気科目なんですね、矛盾しているように聞こえるかもしれませんが。なぜかというと、担当教官がとっても素晴らしい先生なんですね。置いてけぼりを食ってる私、魚尾獅ですが、それでも明らかに教えるのはウマイし(毎回、必ず前回の復習を要領よくしてくれて、それがわかりやすい!)、学生思いで教える熱意を感じます。厳しさと優しさもうまくバランスされており、教材もシンプルでいいです。それでも初学者には難しいですが、授業が苦痛ではありませんでした(ただし試験前は苦痛を感じます)。

この先生は、授業中も名言というか、ちょっと心をくすぐるようなコメントが多いので、それも彼の授業を面白くしているところがあります。いくつか印象に残ったものを紹介してみますね(若干記憶違いはあるかもしれないけど…)。

その1:変な質問かもしれませんが…と恐る恐る切り出したクラスメイトに対し
「恐れずに質問しなさい。愚かな質問なんて存在しない。存在するのは愚かな解答だけ。だから、私はいつだってプレッシャーを感じている!」

その2:中間試験開始直前に教室に現れて
「心配いらない。君たちは、試験中でも新たな学びを得られるから。」

その3:ヘッジ・ファンドについて
「家で絶対マネするな。」

その4:資産投資の適性配分(アセット・アロケーション)について
「今のギリシャの悲劇と同じこと。」

その5:債券(ボンド)とオプション
「債券投資は、オプションより勝ち目はあるだろう。でもテディ・ベアがもらえる程度だ。」

その6:市場均衡
「マーケットの均衡は世界平和と同じ。みんな賛成するが、誰も望んでいない。」

本人を知らないと伝わりきらないところもあるのですが、私は最初のやつが結構お気に入りです。他にもいろいろあったんだけどなぁ。

後から聞いたところ、今の先生は昨年からHECで教えているのですが、その前任の先生はかなり評判が悪かったようで、人柄、授業ともに酷評されていたようです。学生から高い授業料を取っているMBAプログラムとしても、そこは何とか改善しようということだったのでしょうか、非常に良い先生に来てもらうことができたようです(彼はHECに来る前はMITで教えていたようです)。

ファイナンス系の科目は、知的好奇心という意味ではかなりそそられる面白い科目だと思っていて、実際へぇーって思うことも多いのですが、ちゃんと理解するのにはそれなりの努力が必要ってのもまた実感しました。テストの大半は○×問題なんですが、○なり×なりの根拠を記載しなければならないので、結構大変です。トリッキーな問題が仕掛けられていて、理解できていないとあっさり引っかかってしまうんですね。そのうち単純な問題までトリッキーに見えてきたりして…。

そんな素敵な先生との長い戦い?でしたが、とりあえず今日の期末試験を終えて一段落です。でも授業はホント良かったな、マーケティングと同じぐらい楽しめたかも…。

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ブラック・トイレットペーパー

期末試験が一部始まり出しましたが、他の授業もいろいろ佳境を迎えてきました。今日はマーケティングのお話。魚尾獅のチームで、ポルトガルのレノバ(Renova)のトイレットペーパーのマーケティング戦略について発表しました。

これが今期扱ったすべてのケースの中で一番面白かったような気がします。ケースそのものは全くドラマチックなものでなく、単純な事実関係の羅列だったんですが、そこからあーだ、こーだグループで作っていく過程も興味深かった。ま、何せトイレットペーパーですからね。

そもそも、マーケティングという科目は、理論とか知らない状態でも、わかりやすいというか取っつきやすい科目であることも確かですね。今回のレノヴァのケースでも、ポルトガル国内では業界シェア2位(2005年当時…ちょっと古いデータ)とはいえ、従業員数600名規模の企業が、P&GとかKimberly-Clark(クリネックスで有名ですね)とかと国内外のマーケットで戦うというわけですから、どんな戦略なんだろう?って興味津々になりますよね。

トイレット・ペーパーなんて、どう考えても市場規模が拡大していくとも思えないし、消費者もほとんど値段しか見ていないでしょうし、何かの調査では半分近い消費者は買うか買わないかの決断にわずか15~30秒しか費やさないってデータもありました。消費者に何かを訴えるのが難しい典型的な消耗品です。

現在のパウロ・ペレイラ=ダ=シウバ(Paulo Pereira da Silva)CEOは、1995年の着任後、ブランディングとマーケティングに注力し、あくまで消耗品として価格競争ではなく、高品質な満足感を味わえるような商品という立ち位置から商品や宣伝戦略を進めていきました。かなり際どい描写(性的な意味で)のCM、イノベーションの成果による高品質(やわらかさ・丈夫さ等)な商品、そしてブラック・トイレットペーパーのようなユニークな商品の導入などです。

10年にもわたる徹底した戦略で、ポルトガル国内ではかなりブランド認知度が高まってきており、ロレアルやソニー並の認知度というデータもありました(これまた2005年時点)。フランスでも知名度は高くなっており、近所のスーパーでも商品を見ることができます。そういう意味ではこの戦略は当たったと言えるでしょうね。

発表では、ブランド・イメージをアップするための戦略の提案(例えば、他の高プレミアム商品とのタイアップやセレブリティを活用した宣伝戦略、プレゼント商戦を見据えたPRなど)を行いました。先ほども申しあげたように、取っつきやすい分野なので、発表後の議論もかなり白熱しましたが…。

ただ我々も発表時に言っていたことですが、ブランディングを重視しているとはいえ、あくまでも主力製品は普通の?トイレットペーパーです。こういったユニークな宣伝・製品で得られたブランド・イメージから、廉価な通常のトイレットペーパーを消費者が選ぶときに、「じゃ、レノヴァで…」ってなるようにもっていくのが長期的なゴールなんだというように我々のグループでは考えていました。
(ただ高級な商品の利益率は相当高いのは確かですが。)

実は、レノヴァの製品は日本でも購入可能です。我々も発表時に実際の製品は購入しており、写真等も本ブログでアップしようかとも思ったのですが、それはそれでブランド・イメージを損なっちゃいそうな気もしないでもないので、日本国内向けの販売代理店のサイトを紹介します。あくまで高級なトイレットペーパーのラインナップのみですが、もし今までご存知ない方でしたら結構インパクトはあるのではないかと思います。

正規代理店のサイト
http://renova.5101.cc/

個人的に誰かにプレゼントしてみようかって本気で考え中です。。。

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いよいよ中間試験!

当初はもっと授業の話を書こうと思っていたのですが、いざ書こうとすると、授業以外の話の方がおもしろいことが多く、ついそっちの方を中心に記事を書いてしまう傾向が…。なので、大した話もしないまま、中間試験シーズンに突入しました。

1発目は統計学でした。問題表紙にも書いてあるとおり、持ち込み可(懐かしいな、この言葉)の試験なので、精神的には結構ラクな試験でした。とはいえ、いざ解答を始めると結構時間もかかるし、だいたい統計のはずなのに、結構文章を書くことが多く、結局4ページほど解答を書き続けることに…。疲れた。あと計算ミス。やり方は理解しているつもりだけど、計算ミスするとちょっとがっかりなのでそこを注意すると、これまた時間が…。カイ二乗とかはなんか間違えてそう、計算結果を。


内容は、それほど高度ではなく、母集団の平均の推定、誤差からサンプル数の計算、ロジスティック回帰、カイ二乗分布などなど。私は統計学をちゃんと勉強するのは初めてですが、特に大きな問題はない(と信じている)ので、大丈夫だとは思うのですが。


今日は、試験のあと、移民局の健康診断の呼び出しを受けているので、午後の授業をスキップして、手続に行ってきました。これについては回を改めて記事を掲載しようと思います。滞在許可手続に相当するプロセスなので、私にとっては重要な手続です(これをクリアしておかないと、海外に行くときにいろいろ支障が…)。

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プロフィール

Merlion(魚尾獅)

Author:Merlion(魚尾獅)
SINCE APRIL 2010

第4部 アフリカの奇跡(2014年12月~)

第3部 フランス留学生活(2011年8月~2012年12月)

第2部 留学準備中(2010年10月~2011年7月)

第1部 "Business School"へ挑戦(2010年4月~2010年9月)

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