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シマノフスキ&ブラームス・チクルス

さてさて、久しぶりに音楽ネタの記事です。ロンドン交響楽団&ゲルギエフのシマノフスキ&ブラームス・チクルスという面白い企画です。何でこの2人のシンフォニーが組み合わされているかはナゾです。プログラム・ノートには長々と書かれているようでしたが、なにぶんフランス語には不自由している身なので、読もうともしませんでした(だからダメなんですが)。さすがにシンフォニーが4曲ずつあるから…なんて安易なことではないと思うのですが。

今回は2日連続の公演で、それぞれの交響曲第1番と第2番がメインでした。12月には第3番と第4番を演奏しに再度パリまで来るようです。これはこれで聴きに行こうと今から決意しています。

ポーランドの作曲家、シマノフスキ(K.Szymanowski)はこれまで名前しか知らない作曲家の1人でした。初日の交響曲第1番とヴァイオリン協奏曲は正直よく消化できないままに終了。濃厚な味付けはもともとの作風+ゲルギエフの演出なのか。もうちょっと勉強してから行けば良かった。ヴァイオリンはオランダのヤンセン(J.Jansen)。実際にホールで見ると身体が大きくてびっくり。ゲルギエフよりデカイような気がする。高音が美しく表現力豊か。アンコールはたぶんプロコフィエフのソナタをコンマスと共演。素晴らしい。

翌日の交響曲第2番の方が曲もわかりやすく一気に引き込まれました。民謡風のメランコリックな様子が顔を出しつつ、R.シュトラウスっぽいスケールの大きな音楽が続く。旋律も息が長く、変化も富んでいて飽きない音楽。2楽章の変奏曲も文字どおりヴァリエーション多彩、一方3楽章のフーガは、細かい動きが立体的に重なっていく面白い楽章。強奏時もオケ全体が良く鳴っていたので気持ちよく聴くことができました。

曲そのものは初めて聴いた状態なので、演奏の良し悪しはあまり気にならないというかわかりません。というか、そんなことよりも、2日目はちょっとした手違いでステージ前最前列のチケットを買ってしまったため、そもそも音楽をまともに聴ける環境でもなく、その意味でも感想は書きづらい…。ただシマノフスキの2番はツボにはまりました。ちょっとネット上でもいろいろ聴いてみよう。

そんな2日目の私の座席。やれやれ。2ndヴァイオリンの近いこと。メインが終わった直後に、アンコールのハンガリー舞曲の楽譜が出てきたのも私の席からは十分見えました。
IMG_1372.jpg

初日はこんな感じだったのに。
IMG_1360.jpg

一方、ブラームスの方ですが、全体としては悪くはないと思いますが、素晴らしいと手放しで思えるほどでもありませんでした。初日のブラ1は、あっさりとした導入部に始まり、ところどころ聴かせようとする意図も見えるのですが思ったより淡々と進みました。ブラ2の方が、より抒情的というか熱い演奏でした。1楽章も2楽章も歌心が良い方へ出ていたので、違和感なく楽しめました。こういう曲の方がゲルギエフは向いているんでしょうか。

ブラ1はもうちょっと正確というかきっちり整理された演奏の方が好みですね、個人的には。淡々としているのですが、別にきっちりしているわけでもなく、探り合いのような印象でした。木管だけの薄い部分の弦の内声部のバランスとか細かいところもしっくりこないところが多かったです。

その点、ブラ2の方が良いように感じたのですが、そのブラ2も終楽章はあまり良い印象ではありませんでした。作り方の問題か別の問題かわかりませんが、盛り上がらないクライマックス…。テンポを上げてエネルギーを高めてクライマックスへというゲルギエフの意図も唐突っぽく、オケもイマイチついていけないまま音楽も高まらず、最後の伸ばしだけ急に爆音が鳴り響き終了。聴き手としては消化不良のまま終わってしまいました。

セクションとしては悲劇的やブラ2のトロンボーン(+チューバ)が良かったなぁ。ホルンもいい!(ただブラ1はアシがついてましたね。ブラ2は前述の理由でそもそもステージ見えずわからないまま。)

指揮者をステレオタイプなイメージで判断したくはないのですが、今回の演奏はブラームスは全体的に△印がついたままの状態で、やはりドイツものは苦手なのかなって少し思ってしまいました。シマノフスキの方は、おそらく私が作品に詳しくないため、特に細かいことが気にならなかっただけなのかもしれません。まぁ、そういう要素があるにしても、交響曲第2番の演奏は私は大変気に入りました。

ちょっと今回はよくわからなかったので、12月に再度聴いてみようと思います。シマノフスキの交響曲第3番はコーラスが入りますし、第4番は実質ピアノ・コンチェルト。非常に興味深いです。一方、ブラームスの方はいずれも表現の難しい曲。どうなるか興味深いですね。

興味深いといえば、どこかの記事でゲルギエフは爪楊枝のような小さい指揮棒を使うというのを見たことがありますが、本当に使っているんですね。爪楊枝のような、というか私の席からは爪楊枝にしか見えませんでした。あとゲルギエフの唸り声も印象的。唸り声自体は別に構わないのですが、本当に表情豊かな棒(爪楊枝だけど)、顔、動作で音楽を作るのに、出てくる音楽は印象的なときとそうでないときがいろいろ混在していたのがこの2日間の印象でした。

他にこの演奏を聴いた方のコメントやブログとかも探してみようかな。実際どういう印象を受けたのか情報交換したいなと思った演奏でした。

2012年10月6日(土)20時~ @サレ・プレイエル 
 演奏:ロンドン交響楽団
 指揮:V.ゲルギエフ

K.シマノフスキ:交響曲第1番
K.シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番(ヴァイオリン独奏 J.ヤンセン)
J.ブラームス:交響曲第1番

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2012年10月7日(日)16時~ @サレ・プレイエル
 演奏:ロンドン交響楽団
 指揮:V.ゲルギエフ

J.ブラームス:悲劇的序曲
K.シマノフスキ:交響曲第2番
J.ブラームス:交響曲第2番
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theme : 音楽
genre : 学問・文化・芸術

パレ・ガルニエ

パリの超有名観光スポットの1つ、オペラ座として知られるパレ・ガルニエ(Palais Garnier)に行ってきました。今まで中に入ったことがなかったのですが、今回バレエ鑑賞してきました。

ナポレオン3世によって建設されたこのオペラ座は、宮殿といっていいぐらいの風格ある建物。現在、パリの主力オペラ座は1989年に竣工したオペラ・バスティーユに取って替わられていますが、今でもバレエを中心に上演しています。

完成は1875年。フランス国旗とEU旗が掲げられていますね。


客席は通常の席とバルコニー席があります。ちょうど自分のバルコニー席から周りのバルコニー席を撮ってみました。


バルコニー席はボックスになっていて、それぞれ入るための扉が別にあります。1つのボックスに6人入れますが、2人ずつ3列に並ぶのですが、最後列の2人はほとんど舞台が見えないみたい。


天井部分。写真を撮ったのは21時ぐらいですが、夏至直後ということもあり外がまだ明るいのがわかりますね。


休憩中はバーに人が集まっています。シャンパンを楽しんでいるみたい。


豪華な建物なので、写真が立派に見えてきます。


ちなみにオーケストラ・ピット。アレンジの関係か相当打楽器が使われていました。舞台自体は小さいので、演奏者はいろいろ不便そうです。


演目はLa Fille mal gardée。アシュトン版です。予備知識の全くない方でも楽しめるコミカルな作品です。一人娘が主人公で、裕福でない農夫の青年とお互い惹かれあっているんだけど、実母が富裕な農場主の息子(純真なおとぼけキャラ)と結婚させようといろいろ妨害を試みるもそれを乗り越えて最後は農夫の青年と無事結婚、みたいなハッピー・エンディングです。本当にわかりやすいです。

コンサート・ホールというか音楽を聴くところという意味では、このパレ・ガルニエは狭いし、見づらいし、音響も良いわけじゃないし、バスティーユの方が断然良いと思います。ただこの建物は本当に魅力的なので、パリを訪れた際はぜひ中を見て行かれることをオススメします。公演時以外でも有料ですが、中を見学することもできます。お土産も買えるようですし。

個人的にはオペラもバレエも好きですが(もちろん作品による)、もし慣れていない方なら、バレエの方が楽しみやすいと思います。歌詞を気にしなくていいのも楽ですしね。オペラだと字幕を追う作業があるので結構疲れますから。本公演も来月まで続くようなので、ご関心のある方はぜひ。

ここで鑑賞される際は、場所によって見えづらい席もあるので、真ん中より上のクラスのチケットを購入された方が無難かも。公式websiteは英語にも対応しているので一度ご覧いただいてもいいかもしれません。

theme : フランス
genre : 海外情報

ドゥダメル&フランス放送

久しぶりにコンサートへ。グスタボ・ドゥダメル指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団です。ベネズエラ人のドゥダメルは近年あちこちで名前をよく聞く絶好調の指揮者ですね。フランス放送とは幻想交響曲の動画をネット上で見たことがありますが、良い意味で若さあふれるアグレッシブな演奏でした。

そんなドゥダメルとフランス放送の組み合わせで、ブラームスの交響曲第2番と第4番というプログラム。えらいプログラムですね。はっきり覚えていませんが、ドゥダメルはブラームスの録音で何か賞を取っていたような記憶があります。でも、フランスのオケと30過ぎの若い指揮者がブラームスの2つのシンフォニーというこの組み合わせは一体何が待っているのか気になってしょうがない、そんなプログラムです(なので一番高いカテゴリー1しか空いてなかったのに行くことにしたわけで)。

で、感想。期待以上に良かったです。ドゥダメルはアグレッシブというより、すごく歌うことを大事にしているように見えました。私のような素人が見ても棒はわかりやすいですし、彼の意図というか、こうやりたいってことがクリアに伝わってきて楽しめました。歌心あふれるブラームスといったところでしょうか。

ブラ2はホルンの1番が素晴らしかったです。オーボエは個人的には少し好みと違いました。クラリネットは控えめ。2楽章は今まで聴いたブラ2のなかで一番良かったかも。あっという間に終わってしまったように感じました。

ブラ4は、低弦+コントラ・ファゴットがおいしかった。ドゥダメルのキューもカッコ良かったし、オケのレスポンスも良かった。4楽章は歌うところ、まくるところ、堅い、やわらかい等々、かなり性格を強調した感じで、しっかり作り込んできましたという印象。クライマックスはちょっと荒れた感じもありましたが、良い演奏でした。

聴衆の反応も上々で、今までSalle Pleyelで聴いたなかでは一番のスタンディング・オベーションだったかも。シンフォニー2曲も聴けて個人的にも大満足。ま、ブラームス自体が好きだからなおさらなんですが。

ドゥダメルはフランス放送とは7年前から仕事しているみたいです。ってことは23歳ぐらいからってこと?結構初期にフランス・デビューしていたんですね。これからも大活躍しそうな感じです。来月、ベルリン・フィルとともに、またパリに来るようです。曲目は運命とツァラだったはず。うーん聴きたいなぁ。でも高いんだろうなぁ。安い席なんてとうに売り切れているだろうし…。ちょっと考えてみよう。

2012年4月20日(金)20時~ @サレ・プレイエル 
 演奏:フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 指揮:グスタボ・ドゥダメル
J.ブラームス:交響曲第2番ニ長調 作品73
J.ブラームス:交響曲第4番ホ短調 作品98

theme : フランス
genre : 海外情報

オペラ・バスティーユでオペラ鑑賞

今日は授業の後、クラスメイトや家族など総勢16人でオペラ・バスティーユでオペラを鑑賞してきました。

オペラ・バスティーユは名前のとおりバスティーユの広場に面したところに建っている巨大な建物です。1989年に完成した新しいオペラ・ハウスで、パリでオペラ・ハウスと聞くと、みなさんが最初に思い浮かべるオペラ・ガルニエとはいろんな意味で正反対と言えるかもしれません。

今回もクラスメイトの何人かは、あの歴史的なオペラ・ガルニエでオペラ鑑賞だって勝手に勘違いしていたみたい。期待を裏切ってごめんなさい。でも、バスティーユも立派なオペラ・ハウスです。

今回の公演はドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」です。実は、オペラは聞き慣れていなくて、例えば歌手の名前を見ても誰か全くわからないような状態。

とりあえず写真はこれしかないです…。ただのチケットですが。


同じく聞き慣れていないという意味では、やはりすごく疲れたということ。普通のコンサートだったら聞くことに集中できるけど、どうしてもオペラだと、情景を見ながら、台詞の字幕をチェックして音楽を聴くという感じで、同時にすべきことが多いことから、すごく疲れました。

字幕は理解できなかった個所もいろいろあったけど、思った以上に知っている語彙も多かったです。意外に日常的な語彙がたくさん使われているなって。

あと予習は大事。どんなに時間がなくても、事前の予習はマストです。その辺は学校の授業と同じですね。予習が足りないと収穫も少ない。

後半2幕は楽しかったです。オーケストラもすごく良かったです。特に金管のハーモニーは美しく、もちろん主役の歌とのバランスもいい感じ。技術力の高いプロ集団が裏方に徹したといったところかな。

その反面、今回が初めてのオペラだった大多数の友人にはちょっとハードルの高い作品だったかもしれません。劇的に舞台が変わることもなく、わりと淡々と進んでいく筋書なので、特に前半は睡魔との戦い(そして大半が敗れ去った…)だったみたい。せっかくパリだし、フランスの作品をってコンセプトだったんですが、もうちょっと親しみやすい作品の方が良かったかな。でも、ドビュッシーが好きな人なら、どっぷり彼の世界に浸れるじゃんって思うけど、その視点が既にマニアックだったのかもしれません…。

でも、こういう企画があるから聴きに行けるって声もあるので、今後もいろいろ企画していこうと思います。今度はテストが終わってからかな…。
(次の企画は、オペラ・ガルニエでバレエでも見るって案が自分の中では最有力)

theme : フランス
genre : 海外情報

ニューヨーク・フィル

ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏会に出かけてきました。とにかくチャンスがあればできるだけコンサートに出かけるようと貪欲に活動しています。奇しくも、前回行ったコンサートはロリン・マゼール指揮だったので、ニューヨーク・フィル前音楽監督、現音楽監督の演奏を続けて聴いたことになります。

今回のお目当てはメインのプロコフィエフの交響曲第5番。この曲好きなんです。いろんな違った音楽がぎゅっと詰まった感じとでもいうのでしょうか、聴いてて飽きないし、全体として前向きというか楽しい曲なのでリラックスできるんですよね、個人的には(その点、ショスタコーヴィチの5番の方はちょっと聴いてて疲れるときが…)。

感想ですが、プロコフィエフではビオラ・チェロ、そして管ではフルートが秀逸でした。冒頭のフルートを聴いただけで美しさに惚れ込んでしまったし、チェロの高音域で朗朗と歌っている様子(4楽章冒頭)はさすがの一言。個人的には1stや2ndが、なんかもっさりした感じで、細かいパッセージのアーティキュレーションがクリアじゃなかったのが気になりましたが(特に1楽章)、全体的には管・打楽器セクションがリードしていくどっしりした演奏でした。ちょっと打楽器(小太鼓・シンバル)がバランス的に強すぎるかな、という印象も。それだったらもう少しピアノやハープが聴きたかった。

あとやっぱり3楽章は良いですね。今、寒波ですごく寒いパリですが、この曲の3楽章を聴くと(特に後半)、ものすごく冷え込んで、かつ空気が澄んでいる冬の夜を思い出すので、今まさにそのシチュエーションって感じでした。

Lang Langを迎えてのバルトークのピアノ協奏曲第二番。オケの配置が変わっていて、舞台下手の通常ヴァイオリン・セクションの位置に管楽器が座って、中央から上手にかけて1st、2nd…と並んでいる配置。何でだろう。Lang Langは、オケや棒と合わせることをかなり意識して演奏しているなぁという印象でした。いつもより情熱控えめ、それでも熱い演奏だったなぁ。

1曲目はリンドベルイのフェリア。初めて聴いた曲。弦楽器は楽しくなさそう、管楽器は面白そう、打楽器は最高に楽しそうな感じ。前の方の席なので、打楽器の配置やどんな楽器をどんな奏法で演奏しているかなど全く見えなかったのが残念。聞いている限りは、ボンゴやトムトムといった皮系の太鼓、マリンバ、ヴィブラフォン、チェレスタ・ピアノといった鍵盤系が特定のパッセージを担っており、本当にカッコ良かった。悪くいえば、カッコ良さだけの曲にも聞こえたけど(初めて聴いたので)、十分楽しかった!

今回は高いチケットを買ったので、期待値が高すぎて、あれっと思ったシーンもあったけど、濃厚な演奏会でした。アンコールの2曲目がキャンディードの序曲だったのも、魚尾獅的にはポイント高かったです。

2012年2月7日(火)20時~ @サレ・プレイエル 
 演奏:ニューヨーク・フィルハーモニック 指揮:アラン・ギルバート
M.リンドベルイ:フェリア
B.バルトーク:ピアノ協奏曲第二番 (ピアノ独奏:ランラン)
S.プロコフィエフ:交響曲第五番

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プロフィール

Merlion(魚尾獅)

Author:Merlion(魚尾獅)
SINCE APRIL 2010

第4部 アフリカの奇跡(2014年12月~)

第3部 フランス留学生活(2011年8月~2012年12月)

第2部 留学準備中(2010年10月~2011年7月)

第1部 "Business School"へ挑戦(2010年4月~2010年9月)

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