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インターンを終えて

インターンの話をいろいろ書くこともできないまま1ヶ月のインターンが終わりを迎えました。いろいろバタバタしていたこともありますし、どうしても具体的な仕事内容を対外的に話すわけにもいかないという事情もありました。でも、個人的には、将来を考えるうえでいろいろな発見というか気づきがあったので、自分の中長期のキャリアを考えるうえで、どう活かしていくかという観点からお話ししようと思います。

今回のインターン先は、いわゆる開発系のコンサルティング企業でした。魚尾獅はこの会社で働くのが初めてというのは当然だとしても、そもそもコンサルティング企業で働くのも、それどころか一般の企業で働くこと自体も初めてです。なので、今回気づいたことが、この会社特有なのか、業界特有なのか、企業特有なのか、それすらクリアに判断はできない気がします。ただそういったことを考えても、仕事を通じて、仕事の内容云々ではなく、会社のこと、開発コンサルのこと、開発業界のことを、自分で考えたり、飲みに行って他のコンサルタントといろいろ議論したりできたことは本当に有益でした。

ということで、以下、つれづれなるままに書いていきます。

1 コンサルタントは一国一城の主

当たり前ですが、コンサルタントは専門性でメシを食っているわけで、会社とはいえ個人事業主の集まりという印象を受けました。その専門性というのも、ベースとしては学部や修士課程等で学んできたことがベースにあるのですが、実務を通じてそれを広げていこう、ニーズに合わせて進化していこうみたいな明確な意思を感じます。

例えば、日本語教育が専門だったコンサルタントが、さまざまな研修の実務を通じて、人材育成全般、特に公務員の研修に特化していくなど、掘り下げていくというよりはむしろ守備範囲を広げながら専門性を磨いていく姿勢は個人的には非常に共感できました。

開発コンサルですので、国内案件でも国外案件でも政府系の案件を受注してナンボという公共に依存した体質だというのは、会社としてはもちろんその通りですが、個々のコンサルタントは、むしろ会社そのものに依存している人たちが少ないように感じました。つまり、会社にしがみつくと言うよりは仕事を通じて自分たちの専門性を磨いていくという意識が強いように感じました。自分がこういう仕事をやりたいからこの案件を取りに行きますよ、もちろん会社としてやるからにはちゃんと利益を上げますから・・・みたいな感じですかね。こういう姿勢は、今まで自分が仕事で関わってきたコンサルタントやコンサルティング企業(特に建設関係)ではあまり見られなかったものでしたので、面白いなって思って見ていました。

2 組織として、プロジェクト・チームとしてのコミュニケーションの大切さ

個人事業主の集まりとはいえ、プロジェクトそのものは組織的に動かなくちゃいけないということで、円滑なコミュニケーションにはかなり気を遣っているなって感じました。私がお世話になった会社も、現社長が創業者で、コンサルタントたる者かくあるべし、みたいな理念があって、コミュニケーションもその中の1つみたいです。近年、組織が大きくなってきている関係で、弊害も出始めているらしく、特に幹部はそのあたりをかなり意識していました。

確かに私も最初の印象は静かなオフィスだなって思いました。パーティションで区切られたブースで周りのコンサルタントは全く見えないので集中はしやすい環境ですが、その分、コミュニケーションには支障がでるのかもしれません。

その反面、抱いていたコンサルティング企業のイメージと比べて若い人が多いなぁという印象もありました。コンサル業界なの中でもさらに特異な開発コンサル業界で、こんなに若い人がいるなんてと正直驚きました。コミュニケーションに課題を感じているとはいえ、やはり先輩コンサルタントが若いコンサルタントの面倒というかサポートを上手くやっている様子は窺えました。

3 プレゼンテーション・スキルをトレーニング・スキルに深めていくこと

やや個別の話になりますが、コンサルタント、特に開発業界では、相手国政府がカウンターパートになることが多いです。そしてプロジェクトそのものが相手国政府職員の人材育成を目的にしていることも少なくありません。そうなるとコンサルタントのスキルとしては単にプレゼンをしておしまいというよりは、相手国政府職員に対する研修ということでプレゼンというよりトレーニングをする機会が多いわけです。
こうなると、単なるプレゼンのときに必要とされるスキルとは違うものが求められますよね。一般的なプレゼンテーションの場以上に、トレーニングは、小学校の先生と生徒の関係とまで言うのが妥当かどうかはともかく、バックグラウンドや実務経験に関して、教える側と教えられる側に相当のギャップがあると思います。そこを埋めていくという観点から、トレーナーとしての高いスキルがコンサルタントに求められているということを今回のインターンで痛感しました。

4 語学やプロジェクト・マネージメントなども必要なスキル

上記のほか、語学はもちろん避けて通れないです。魚尾獅の場合はどう考えてもフランス語は避けて通れないです。アフリカ、特に西アフリカ案件を担当するためにはフランス語必須です。

あとプロジェクト・マネージメント。これはHECの授業でも選択科目で行われているのですが、自分自身これまで興味がなく全く無視していたのですが、この管理は、時間・コストを合理的に管理していくということで、コンサルタントとしては非常に重要なスキルです。既に最終学期に受講する授業の登録も終わっているので正規にはどうしようもできないのですが、何とか勉強しようかなとちょっと考えているところ。

5 つまるところコンサルタントの「専門性」とは何なのか

結局、今までジェネラリストして仕事をしてきて、そしてMBAプログラム自体もジェネラリスト系の最たる修士課程なので、自分は「専門性(=手に職ってやつですね)」に縁がないなぁと思っていたのですが、この、ジェネラリストとしての専門性は何だろう?というのが今回のインターン中に何度も考えさせられたテーマでした。

システム・エンジニアとプロジェクト・マネージャーの違い、なんて話も今回のインターン中で盛り上がった話題の1つでした。とあるコンサルタント氏からは、その違いは映画制作でいうところのディレクターとプロデューサーの違いみたいなものだよって言われ、なるほどと妙に納得しました。どちらもプロジェクトを転がしていく人という点ではジェネラルな感じですが、前者(ディレクター)は演出ということで作品の内容について直接的な責任を負うことになりますが、後者(プロデューサー)というのは企画立案、予算確保、作成、完成まですべてのプロセスを受け持つわけです。俳優をスペシャリストとした場合、ディレクターもプロデューサーもジェネラリスト的な業務ですが、これらのジェネラリスト業務も立派な専門性だなって強く感じました。

いわゆる文系という専門性がないとか事務屋と言われる部類の人間として、魚尾獅もこのプロジェクトを回す仕事に焦点を当てていくか、もう少し専門家というか映画俳優的のようなプレイヤー側の立ち位置を目指すか、このあたりが今後の課題だなってことを今感じています。そしてプロジェクトを回す仕事でも、ディレクターの立ち位置とプロデューサーではさらに違いがあるわけで、ジェネラリストだから専門性がないという単純な話ではないことも痛感するとともに、自分の立ち位置をどうするかってことはさらに考えさせられました。

専門性とはつまるところいかに差別化するのかってことだと思います。ディレクターを目指すか、プロデューサーを目指すか、もう少しフィールド・プレイヤーとして俳優の立ち位置なのか、どの分野というか土俵で戦うのかは次のキャリアでもう少し道筋をつけていきたいなって考えていますが、単純に「自分には専門性がない」なんて考えるのは止めようと思います。

これって、結局、私自身が自分に専門性がないってことを過剰に意識しすぎているってことかなと思います。理系だったら単純に専門性があるってことでもないし、技術の世界だと流行り廃りもありますし、現場を少し離れるとついて行けないなんてこともザラにあります。プロジェクトを転がす仕事はむしろ経験を積み上げていく要素の方が大きいですね。立ち位置を考えて差別化を目指すうちに、どんなにジェネラルな分野であれ、自分の専門性は積み上がっていくのではないか、今はそう考えて行動していきたいと思っています。ちょっと(かなり?)抽象的な話でわかりにくいと思いますが、自分の中ではこのインターンでいろいろ消化できたトピックでした。

さらに具体的な職探しというレベルに落とし込むとすれば、やはり政府系機関のポジションで仕事をし、ガバナンスといったやや広範囲な分野、それに民間セクター開発、特に中小企業支援などこれまでやってきた分野をベースに自分の立ち位置を築いて(それが専門家的な役回りかプロジェクトを回す立場かはわからないが…でもおそらく後者かな)、将来は国際機関などの仕事にも挑戦したい、そういうイメージでしょうか。まだまだ漠然としているし、そのために何をすべきかってことはいろいろあるけど、少なくとも1年前よりは、将来キャリアについて、かなり現実感のある具体的なイメージが持てるようになりました。

そういう意味で本当にこのインターンは充実していました。素敵な人の出会いという意味でも本当に有益です。必ずまたどこかで再会しそうな、そんなネットワークの広がりを感じましたしね。

ただ他の外資系企業のインターンのような好待遇とは無縁ですので、その点はお含み置きを。国際協力業界のインターンは国連機関でも原則無報酬ですから、そこはどうしようもないですね。
(ここまでいろいろ言った挙げ句に、最後の最後にそれを言うなって??)
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theme : MBA
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SINCE APRIL 2010

第4部 アフリカの奇跡(2014年12月~)

第3部 フランス留学生活(2011年8月~2012年12月)

第2部 留学準備中(2010年10月~2011年7月)

第1部 "Business School"へ挑戦(2010年4月~2010年9月)

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