11
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
24
25
26
27
28
29
30
   

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カンボジア・スタディ・プログラム

9月の参加者決定からはや2ヶ月強、とうとう国連フォーラム主催、カンボジア・スタディ・プログラムの現地での活動が始まりました。今回魚尾獅は、学校の授業のスケジュールとの関係で、全行程参加は難しいものの部分参加という形で、2年連続スタディ・プログラムの参加を果たすことができました。

日本はもちろん、パキスタン、オーストラリア、南スーダン、フランス(誰のこと?)等、各地からの参加者24名がアンコール・ワットで有名な、カンボジアのシェムリアップに集結しました。今回のプログラムは、…をテーマにカンボジアにおける国際機関やNGO等の活動を取りあげます。

初日は顔合わせを兼ねたランチから。顔合わせと言っても、「みんなでつくる」というこのスタディ・プログラムの性質上、事前に役割分担のうえ、プログラム内容の調整、ロジ関係、経理等の仕事を全参加者が担当するというユニークな仕組を採用しているため、既にチームとしての一体感ができあがった状態です。初対面同士というメンバーもたくさんいるはずなのに、全くそれを感じさせない、それもこのプログラムの魅力の一つです。

その後、今回全面協力をいただいているFAO(世界食糧農業機関)のプロジェクト・オフィスで概要説明をいただきました。プロジェクト・マネジャー(責任者)のIean Russellさん、調整を担当してくださったChea Chanthanさんほか、スタッフの方から今回訪問する…プロジェクトの説明といただくとともに様々な注意点等をアドバイスいただきました。日曜日であるにも関わらず、スタッフ総出でご対応をいただくとともに、今後の農村訪問まで同行いただくことになっています。

農村訪問は今回のプログラムの目玉の1つと言っていいでしょう。FAOのプロジェクト内容や今後の展望を学ぶことに留まらず、受益者であるカンボジアの農業従事者の暮らしを知るべく、彼らとの意見交換はもちろん、農作業、電気も水道もない農家での宿泊等の体験をプログラムに取り入れています。議論だけに留まらない、体全体で感じられる現地訪問型のスタディ・プログラムの良さを前面に押し出した好企画だと思います。

みんなで農作業中。
IMG_1841.jpg

農村では学校訪問で農村における初等教育を学ぶとともに、農産物の収穫を体験しながら農家の生活の実態を学ぶとともに、Agricultural Cooperativeと呼ばれる、日本の農業協同組合に相当する組織を訪れ、個々の農家をサポートする仕組み、特に農家に対する融資制度の実態を説明いただきました。

そして農村での宿泊。高床式の住居にゴザやハンモックで就寝するなど、貴重な体験を得るとともに、三食をともにすることで、私たちが普段各種事業の受益者だと考えている農業に従事している地元の方達について、その暮らしぶりを垣間見る契機になりました。また歌・ダンスといった言語の壁を越えた交流も積極的に実施し、夜中まで笑いの絶えない素敵な夜となりました。もっともだいたい21時には就寝するというライフ・スタイルの農村で0時まで騒いでいたのは考えようによってはいかがなものかってこともないわけではありませんが…(反省点の1つということで)。でも本当に楽しい夜でしたし、その思いが地元の方々とも共有されていたと信じています(希望的観測?)。

素敵な農村での日の出。
IMG_1874.jpg

FAOのプロジェクト以外で興味深かったのは特別法廷の訪問でした。クメール・リュージュ時代の虐殺等に対して国際社会とカンボジア王国自体が当時の幹部の法的責任を問うというもの。実際の尋問の様子を見学することができました。今回見学したのは証人の尋問。クメール・リュージュの命により、プノンペンから強制的に退去させられた住民の証言でした。公判という特殊な緊張感のなか、淡々と話す証人の様子は、証言内容以上に異様なまでの臨場感があり、当時の混乱の様子を窺い知ることができました。

このクメール・ルージュ時代に関することも、今回のスタディ・プログラムの主要テーマの1つでしたが、当時運命を翻弄された人々の話を聞くと、我々が後世の評価として、歴史として学ぶものとは全く違うことに気づかされます。

クメール・ルージュについた人も別に、クメール・ルージュの政治信条に共鳴してついたというよりは、混乱の中でとにかく一番身の安全を図るための方法を考えるしかなかったという状況だったと思われます。クメール・ルージュの行いは決して許されるものではないですが、クメール・ルージュが都市を放棄して農村へ強制移住した背景には、当時食糧不足という大問題に直面していたわけですし、さらにその一因にはクメール・ルージュが打倒した親米政権がカンボジア国内農村部における空爆を許可していたこともあります。結局東西冷戦に翻弄されたということなのでしょうが、なかなかクメール・ルージュを語るときに、当時の国際社会の駆け引きの話までは教科書的には出てきません。後世の人間が歴史的な観点から評価することももちろん重要ですが、その当時の人間は為政者もそうでない人々も、いろいろなことと闘っていたわけで、なかなか単純に断じることができない難しさは常に念頭に置かなければいけないなと改めて感じました。

今回もこのプログラムはいろいろな学びの場を与えてくれましたが、それ以上に今回も素敵な参加者との出会いがありました。様々なバックグラウンドをもつ仲間と夜な夜な?語り合いつつ、将来のキャリアを模索する…前回のプログラムでもそうでしたが、本当に楽しいひとときでした。そしてそれはひとときだけに止まらず、一生ものの貴重な財産になることは間違いないです。

フランスからはるばる駆けつけた価値に見合う、本当に素敵な1週間でした

最後に、本人たちの了解は得ていませんが、ちびっ子たちの写真です…。
IMG_1921.jpg
スポンサーサイト

theme : 海外情報
genre : 海外情報

プロフィール

Merlion(魚尾獅)

Author:Merlion(魚尾獅)
SINCE APRIL 2010

第4部 アフリカの奇跡(2014年12月~)

第3部 フランス留学生活(2011年8月~2012年12月)

第2部 留学準備中(2010年10月~2011年7月)

第1部 "Business School"へ挑戦(2010年4月~2010年9月)

最新記事

カテゴリ

カレンダー

10 | 2012/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。