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ポーランドの旅(2)~アウシュヴィッツ編

クラクフから念願のアウシュヴィッツ博物館へ。念願というか行かなければいけないと勝手に思い込んでいたというぐらい自分の中で優先度の高い訪問先だったんです。

魚尾獅の関心の一つは、国家が国民を守るとは限らない…。本来、自国民はもちろんのこと、他の国民であっても、国家は国際法なり国内法なり健全な常識に則って、「人」を守るのは当然だと思うのですが、そうじゃないことが時代や洋の東西を問わず行われてきたわけですし、今でも地球上では起こったりしているわけです。じゃあ一体国家って何だろう?どうあるべきだろう?何が問題なのだろう?なんてことを考えることは避けて通れないのですが、そういった時に過去の(特にそう遠くない昔の)歴史を体感することは非常に重要だと考えています。特に、今のご時世、学校等でも現代史を学ぶ機会が非常に少ないですしね。

アウシュヴィッツ訪問の肝は、当時のまま残された建物、その中に残された当時の写真や犠牲となった人々の持ち物、そしてそれらを解説してくれるガイドの存在です。普通の観光地以上にガイドの説明は重要ですし、もちろん写真もいろいろ撮りましたが、写真を撮っていたらガイドの説明も聞き逃してしまうし、何よりも写真を撮る行為よりもしっかり感じ考えることの方がよほど大事だなって思って、途中からはほとんど撮らなくなりました。

アウシュヴィッツの有名な門。何年か前に盗難騒ぎがありましたね。
P1020421_convert_20120706062046.jpg

全く予備知識なくこの写真だけ見ると、何てことはない古い建物にしか見えないですし、悲劇性も全く感じさせません。歴史を知らないことには、景色だけでは何も語ってくれません。
P1020423_convert_20120706062216.jpg

ビルケナウの有名な風景。死の門へ続く引き込み線。「白い巨塔」の唐沢寿明のシーンを思い出す方もいらっしゃるかもしれませんね(世界で初めてフィクションのドラマ撮影に使われたと言われています)。
P1020453_convert_20120706062505.jpg

国際慰霊碑。
P1020458_convert_20120706062610.jpg

この日は本当に暑い日でした。クラクフ市内で最高気温は33℃以上あったと思います。この暑いなかを30人ぐらいのグループでずっと行動しましたが、建物で人が密集するとさらに暑さを感じますし、ある程度歩くと疲れるし休みたくもなります。しかし、70年ほど前、実際にこの地に足を踏み入れさせられた人々は酷暑や厳寒のなか、比較にならないような仕打ちを受けていたわけですから、その苦難たるや想像にも及びません。

同行してくれた我々のツアー・ガイドは、これらの過去の経験(というか過ち)から人間は何も学んでいないのではないか、と最後に言っていました。残念ながらその面は否定できませんね。国が国民を守らない(守れない)、そして、他国や国際社会も危機に直面している人間を守れないことは残念ながら今でもあるわけです。こういう過ちが起こらないような仕組み、起こりそうなときに未然に防ぐ仕組み、そして起こった場合に解決できる仕組み、多少なりとも行政なり統治機構に関わった人間として、大きなことはできなくても常にそういう意識をもって少しでも問題解決に貢献できるような仕事をしていきたいと思っています。

最後に、アウシュヴィッツ訪問に関するTIPSを何点か。

1 クラクフからの移動は鉄道でもバスでも可能ですが、鉄道だと最寄り駅(オシフィエンチム駅)から1km以上離れているので、バスの方が楽だと思います。バスはクラクフの本駅東隣にあるバス・ターミナルから出ています。チケットはすぐ買えますが、頻度はそんなにないので事前にチェックしておいた方がいいです。

2 10時~15時はガイド付きの見学のみです。英語ツアーは1時間に1回のペースです。有名な?日本語ツアーもあります。日本人ガイドの方は引っ張りだこで超多忙らしい(と我々のツアー・ガイドのポーランド人が言っていた)。

3 リュックサック等を持ち込んでの見学はできません。あらかじめ有料の保管所に預けなくてはいけません。夏場の場合、忘れずに飲み物は手元に持っておきましょう。

4 英語ツアーは30人ぐらいにつき1人のガイド。イヤフォンつきのオーディオ・セットを使うので説明が聞こえないということはないですが、英語のわかりやすさは違いがあるので、我々は途中で別のガイドさんに乗り換えました。アウシュヴィッツではほぼ数珠つなぎにツアーが続いているのでそれも可能です。オーディオのチャンネルさえ変えれば、違うガイドの説明を聞くことができます。

5 アウシュヴィッツからビルケナウへはガイドとともに移動します。無料バスが利用できます。建物の前から出ています。
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6 クラクフに戻るときは、行きと同様にバスで戻れば良いですが、これまたバスの本数が少ないので、あらかじめ帰りの時間をチェックしておき、早めにバス停で並ぶ必要があります。我々の時は発車直前では座れないぐらい混み合っていて1本見送らざるを得ませんでした。見学時も結構歩いていて疲れも溜まっているので、さすがに2時間立ちっぱなしで帰るのは厳しいです。もっとも多少増便はされているらしく時刻表に書かれていない時間帯にもバスは発車していたみたいですが。


欧州在住の方はもちろん、日本にいらっしゃる方も、機会を見つけて一度は訪れるべき場所なんじゃないかなって思っています。
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