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エッセイ採点体験から考えたこと

引き続き国連フォーラムのスタディ・プログラムのネタで…。しつこくてごめんなさい。

このスタディ・プログラムは参加者の決定にあたり、書類選考を行います。今回、運営側に入っている魚尾獅も選考プロセスに関わりました。選考時に見るのは、与えられたお題に対する和文エッセイと英文エッセイです。分量的にはそれぞれA4で2ページ程度。かなり内容的には自由なものです。

このスタディ・プログラムでは、選考結果の公表にあたり、採点基準、個々人の採点結果、選考時の順位等は公表しないこととされていますので、それに関わるようなことはここでは言及しませんが、わざわざここでブログのネタにしようとしている理由は、年齢やバックグラウンドの異なる応募者が出してきたエッセイを読んで採点するという作業が思った以上におもしろかったのですね。

おもしろいというか大変という方が正確かもしれません。お題がシンプルなだけに多種多様なエッセイが出てきます。日本人である以上、英文エッセイの方が読むのに骨が折れそうに思えるかもしれませんが、和文も同じぐらいかそれ以上に大変でした。もちろん読むのは比較的楽ですが、採点するという意味では結構大変です、和文であっても。ある程度の数があるとかなりの負担感になります(答えのはっきりしているテストの採点とかだったら単なる作業で楽だけど、これはそうはいかない)。

ちょうどビジネス・スクールに出願しようとしていたころ、MBA受験予備校の濱口塾で、濱口塾長から「ネタの再考を」「これだとアドミは最初のパラグラフで読むのをやめる」「これだけだと読み手には伝わらない」等々、叱咤激励されたことを思わず思い出してしまいました。逆の立場になるとよくわかるものです。

このブログは受験勉強されている方にも読んでいただいているようなのですが、受験生のみなさんにも、一度採点側になってみるといろんなことがわかりますよって言いたいところです。ま、普通はそんな経験なかなかできないので今回感じた良いエッセイ(あくまで私の主観ですけど)について何点かコメントしてみたいと思います。

1 バランスの取れた全体構成
ある程度の分量(例えばA4サイズ1ページ以上)の文章になると全体構成で印象が大きく変わります。私が良いと感じるエッセイは、例えば、各パラグラフの最初の文だけをつないで読んでいってもエッセイ全体の大意がきっちりつかめます。無駄なパラグラフがあると必ずひっかかりを感じます。

2 結論は最初
エッセイ全体の結論とかパラグラフごとの結論とか、重要なことを最初にクリアに書いてあると非常に読みやすい。結論なしでいろいろ書いてから、こういったことが結論ですって後で突然言われても、「こういったこと」って何だったっけ?みたいになることがよくあります。こういうときって得てして読み進めているときに話の方向性が分からなくて困ったなと思っている時によく起こります。実はそれ結論やったの?みたいなことが後からわかると結構ストレスがたまります。

3 理由と具体例でしっかりサポート
きっちりした理由とふさわしい具体例が示されていると、例えありがちなトピックでも説得力はグッと増します。逆に、おしいなぁと思ったエッセイは、良い主張をしていて理由が出てきて、それを深めるような具体例や個別の話題がいつ出てくるかと期待しながら読んでいるのに、いつまで読み進めても出てこなくて終わっちゃうというものです。待ちぼうけをくらった気分になります。

4 個々の文がシンプル
今まではパラグラフ単位の話ですが、個々の文がシンプルだと意味が取りやすいです。和文でも英文でも長いと主張が不明確になったり、接続詞とか副詞のかかり方がおかしくなったり、「てにをは」が違っていたり良いことはないと思います。魚尾獅も前職のときは、対外文書は常に1文字でも短くできるようにしていましたし、英文に関して言えば、GMATのSCセクションはまさにこのことという感じ。実際、採点しているときにGMATのSCの感覚で見ていました。

5 文章のネタそのものが魅力的
良いエッセイという意味ではネタの重要性は個人的には最終段階だと思っています。どうしても人目を引いたり埋もれたりしないようにという観点から奇抜というか、変わったネタを取りあげようとするものもありますが、あくまで前4点がクリアされていることが前提。ユニークなネタだけであとが出来ていないと読みにくくて大変です。人との差別化を図るという意味では、人には出来ないぐらい個別具体的なネタを取りあげ、さらにそれを理由とより個別的な具体例でサポートするということが大事なのでしょうね。しっかり深く掘れれば、人は簡単にマネできないでしょうし。


ということで、簡単に振り返ってみました。もし、本プログラムに実際に応募された方がこれを見たらあまり良い思いはされないかもしれませんが、特定の個人を想定して書いているわけでもないので、その点はご容赦ください。あと魚尾獅のずるい言い訳ですが、今のコメントの揚げ足で、おまえの文章そうなってないじゃんってのもお赦しを。ブログでそこまでカクカクとは書けないですから(本気で書こうとしても自分でも書けないかも…)。

GMATやビジネス・スクールに出願する際のエッセイ・カウンセリングで得られた経験は結構現場というか実社会に応用力のあるものだったのだなぁと思う今日この頃です(っていうか、ビジネス・スクール自体がやはり常に現場感というか実社会を常に意識しているわけだから当然かもしれませんね)。
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theme : MBA
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Merlion(魚尾獅)

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SINCE APRIL 2010

第4部 アフリカの奇跡(2014年12月~)

第3部 フランス留学生活(2011年8月~2012年12月)

第2部 留学準備中(2010年10月~2011年7月)

第1部 "Business School"へ挑戦(2010年4月~2010年9月)

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