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ジュネーブ訪問と今後のキャリア・パス

夏休み最後のお出かけはスイス・ジュネーヴでした。といっても旅行ではなく研修プログラムへの参加です。世界中で最も国際機関が集結していると言われているジュネーヴで、さまざまな機関を訪問し、それぞれの業務はもちろん、国際機関で働くためのノウハウ、働いている方々のこれまでまたは今後のキャリア・パス等までお話しを聞かせていただくとともに、国際機関で働いた日本人の大先輩でもある元採用担当の方のカウンセリングを受けるなど、非常に充実したプログラムでした。

このプログラムを主催しているのは、元外務省で国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)等で長くキャリアを積まれた松元洋さんが代表理事を務めるNPO法人、日本救援行動センター(JARC)です。このNPO法人の主たる活動はマケドニア等で行っている人道支援なのですが、日本人の人材育成にも相当コミットしています。松元さんとも今回お目にかかれましたが、非常に情熱的な熱い思いをもった方で、国際機関で働く日本人を1人でも多く送り出したいというエネルギーに満ちあふれていました(といってもしゃべりは淡々としていますが)。

では、今回我々が参加したこの「国際公務員を目指す人のためのジュネーヴ国連就職研修会」ですが、何が充実していたのか、簡単に振り返ってみたいと思います。

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1 さまざまな国際機関への訪問

事前の参加者の希望を踏まえて、幅広に国際機関への訪問をアレンジしてくれました。また邦人職員がわざわざ参加者の宿泊先まで出向いてくれることもありました。
【今回話を聞くことができた国際機関】
 ○国際労働機関(ILO)
 ○国連欧州本部:見学ツアー
 ○国連貿易開発会議(UNCTAD)
 ○国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
 ○世界保健機関(WHO)
 ○国際移住機関(IOM)
 ○国連開発計画(UNDP)

欧州本部です。
IMG_1041.jpg

現在ツアー参加中。
IMG_1008.jpg

ちなみに国連憲章。お土産に(?)
IMG_1021.jpg

あとジュネーヴの日本政府代表部にも何度もお邪魔し、担当の書記官の方との意見交換はもちろん、大使や公使との懇談の時間もいただきました。魚尾獅は、これまでも大使館関係の方とのつながりはあったのですが、国際機関への就職のためにここまで日本政府がプッシュをしてくれているというのは知りませんでした。ある意味、現時点では応募していないような我々でも、代表部の幹部が時間を割いてくれたことに対しては、松元さんの人徳と代表部自体のコミットの表れなんでしょうね。

国際公務員を目指す場合、さまざまな機関を訪れることは本当に重要だと思います。なぜなら、我々は得てして、各機関に対してステレオタイプなイメージを知ってか、知らずか持っていることが多いからです。魚尾獅自身も、UNDPに関心がありましたが、自分のやりたいことが本当にUNDPでできるのか、UNDP以外でできないのか、と言われたらそこまで考えが至っていなかったんですね。

実際に各機関を訪れると、本当にいろいろな機関がいろいろな仕事をしています。特に魚尾獅のような特定の分野を深掘りした専門性を持っていない人間の場合は、より広い機関の広い業務を知っていないと、ポストに応募するチャンスすら逃してしまうことになります。

逆に悪くいえば、それだけ機関ごとに重複しているエリアもあるし、各機関も生き残りのために流行りというか注目の分野を自分の仕事に取り込もうという意識も相当あるようです。これは効率性という点でいろいろ課題はあるでしょうが、少なくとも世界中の現場に需要があり、必要とされているサービスであるなら、機関の看板はともかく、サービスを届けることは急務だとは言えるでしょうね。そしてそれで必要とされるポストがあるなら、就職を目指す人にもありがたいわけで…。


2 立場の異なる職員との面談

幅広い機関を知ることも大事ですが、会う職員の幅も大切です。みなさん、異なった専門性、バックグラウンド、将来のキャリア・ビジョンを持ってらっしゃいました。お目にかかった方は邦人が多かったですが、そうでないスタッフともお話しする機会はたくさんありました。年齢も性別も加えるといろいろ異なるスタンスの方と話できたのは有益でした。だいたいの機関とも、同じ機関から2~3名の方と話す機会があったように思います。

例えば、各機関の幹部、中堅、JPO、インターンと単なる職責だけでもいろいろ違いがあります。幹部は何と言っても経験豊富ですし、自ら選考プロセスに関わっているし、実際の面接を担当してきた方たちです。就職を希望する人にとってこれほど有益な情報源はないと思います。一方、JPOやインターンはまさに今選考をかいくぐってきたり、これからキャリアで悩む人たち、いわば仲間として大変貴重です。中堅の方は、年齢的にも近いことがあるので、今後のキャリア・パスを考えるうえで非常に参考になります。

研究系とプログラム・マネジメント系でも大きく違いますね。私自身は今さら研究系にはなれませんが、やはり研究を生業としている方とマネジメント系では視点が大きく違います。その反面、双方とも強調されていた国際公務員として必要な資質の1つは「書く能力」でした。視点が違うとはいえ、双方の立場の方が同じことを強調されている場合、それは本当に必要な資質なんでしょうね。

あと、番外編として、日本から短期でこちらに来ている大学生と話す機会がありました。今度はこちらがアドバイスするような立場になるのですが、それはそれで有意義でした。立場が変わると、自分が360℃違う角度から見ている(見られている)ような感じになって、自分で自分を見直すタイミングとしては良かったと思います。

他にも、男性と女性、日本人と非日本人等々、異なる立場の方々と会ってお話しをすると、本当にいろいろ違いがあって面白かったです。全ては詳細に書けませんが、こういった機会を通じて、自分とは縁のない世界と思い込まれがちな国際公務員の世界が、非常に身近な、普通に就職先の1つとして考えられるようなところまで近づいてきたような印象があります(もっともそれと採用されるかは全くの別問題!)。異常に潔癖な世界でも、異常に混沌しているわけでもない、ちょっとユニークな多国籍な職場ってのがこういった国際公務員の「本部」での業務なんでしょうね。フィールドは全く別世界でしょう、きっと。

これはWHOのオフィス。
IMG_1024.jpg


3 就職活動のための講義と個別カウンセリング

元OECDで人事をされていた方が定年退職を機にみずから人材コンサルタントとして事業を立ちあげられました。今回の研修では講義と個別カウンセリングを受講できました。具体的なアドバイスをここで書くことは控えますが、非常に有効なアドバイスをいただけました。というのも、自分でこうなんじゃないかな?って疑問に思っていたことを客観的な立場から聞いていただき、非常にクリアにお答えをいただきました。おかげさまで自分のキャリアの方向性を見出せた気がします。


4 参加者間の交流

今回は参加者は4名でした。主催者的には少ない方がきっと困ることもあるんでしょうけど、参加する側としてはこれほどおいしいことはありません。懇談の場でも何でも1人あたりが使える時間は増えてくるわけですし、先ほどの個別カウンセリングも、もし参加者がもっと多ければ1人あがりの時間は減っていたでしょうから。

でもそういったことよりもっと重要なのは、その4人と過ごした濃密な時間です。夜はほぼ毎日飲んで語り合いましたが、同じ共通の目標があるとはいえ、いきなり集まってきた4人が意気投合できたのも、本当に縁だと思います。男女2人ずつ、私ともう1人の女性は同い年、残りの男女も同じ大学の同級生と2世代の男性女性という不思議な組み合わせ。フランス、ベトナム、ジンバブエから集合してきた本当の偶然の出会いが、この研修後もずっと連絡は取り合っていくだろうし、みんなの活躍ぶりはきっと自分の刺激になるでしょう(そして自分も刺激を与えられるぐらいでなくちゃ)。実際、うち1人は某機関のミッションの面接を通過し、ロスター登録されたのこと。それがゴールじゃないとはいえ、スゴイ!

半日だけ時間があったので、みんなでレマン湖を眺めてきました。6月のローザンヌ以来です。
IMG_1050.jpg

またまたチーズ・フォンデュ。これも6月のローザンヌ以来。
IMG_1036.jpg


5 そのほか、手作り感満載な研修運営や素敵な宿泊施設

内容は非常に濃く洗練されていますが、運営自体は非常にアットホームという感じの運営。代表理事の奥さんや息子さんがお手伝いに登場するなど、本当に手作りな感じ。非常に融通の利くというか、良い意味で自由な感じ。

スイスは物価がバカ高いことで有名ですが、今回の宿泊施設はユース・ホステルのような施設。交通の便はどうしようもないぐらい不便ですが、森の中にあって、庭でビール飲んだりするのにはいい施設でした。フランスと違って、英語もOKですし、料理はそのときに泊まるスタッフが家庭料理を披露するみたいな感じで、施設そのものもアットホームな感じ。貴重な経験でした。
(ただモノは何もないので、食料や飲みものは市街から調達してこなくちゃダメ。)

ちょっと暗いけどこんな建物。
IMG_0996.jpg

周りは草原。夕方はこんな感じ。
IMG_1059.jpg

夕食は野菜たっぷりで健康的。そして作ってくれたスタッフと一緒に談笑しながら食べるってのが楽しい。
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自分にとって非常にラッキーだったのは、いろいろな就職活動(MBA後の就職)、インターン、この研修会と一続きにこなしたことで、自分の今後のキャリア・プランが相当明確になりました。インターンの記事でも書きましたが、自分の専門性をどうするか、自分をどういう立ち位置に置いて、自分の専門性、つまり差別化できる強みを持つかということをずっと考えて来ました。

結局、次は日本のODA機関で働くことに決めました。将来は国際機関で働くことも視野にいれながら…ですが。他の修士やPhD等、アカデミックな経験への憧れもあったのですが、やはり自分のこれまで積み上げてきた実務経験を活かし、広くさまざまな行政分野に関わってきた経験をマネージャーとして活かせるよう、引き続きプロジェクト・マネジメントに関する経験をもっと積んで、次のキャリアに備えたい、それがここ4ヶ月間ほどの私の成果だと思います。

本ブログのタイトルはキャリア・パスと題していますが、これまでキャリアの話はほとんど書いてきませんでした。書けるほど考えがまとまっていなかったからなんですが。でも、当面はこれで行こうという骨太の方針ができたので、それをベースに、でも必要に応じ柔軟に、キャリアを重ねていきたいと思います。

個別にお世話になった方も多数いらっしゃるので、そういった方々には別途ご報告させていただきますが、とりあえずMBAの最終学期にあたって、ひとまずキャリアの方向性を固めたということだけここでお知らせできればと思います。

何はともあれ引き続き精進していきます。
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theme : MBA
genre : 学校・教育

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Author:Merlion(魚尾獅)
SINCE APRIL 2010

第4部 アフリカの奇跡(2014年12月~)

第3部 フランス留学生活(2011年8月~2012年12月)

第2部 留学準備中(2010年10月~2011年7月)

第1部 "Business School"へ挑戦(2010年4月~2010年9月)

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